FACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING, GRADUATE SCHOOL OF ENGINEERING, IWATE UNIVERSITY

化学・生命理工学科 化学コース

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有機・高分子化学分野

医薬品分子の効率的合成法の開発

有機精密合成化学研究室

Keyword

  • 医薬合成用触媒開発
  • 低分子医薬品の創薬
  • 医薬品プロセス合成
  • コンピュータ分子デザイン

医薬品開発を指向した有機反応・合成・計算化学

医薬品分子をつくるための新規触媒反応の開発

有機金属錯体触媒・有機分子触媒

医薬品合成には触媒が欠かせず、多くのノーベル賞触媒が生み出され活用されています。当研究室では、医薬品を効率的に合成できる新規触媒の開発を目指し、新機軸の金属錯体触媒(三名の日本人ノーベル化学賞を輩出)の開発を行っています。また、SDGsに配慮し、金属を用いない有機分子触媒(2021年ノーベル化学賞の分野)の開発も行っています。これらの研究の合理化のため、計算化学を積極的に取り入れています。
開発した新規触媒は国内外の大学・企業からも高く評価されており、販売もされています。

医薬品分子の効率的な合成

不斉合成技術

研究室で開発した触媒を用いて、医薬品分子合成を行っています。多くの医薬品分子は鏡像異性体分子であるため、製造の低コスト化にはその作り分け技術が必須ですが、当研究室の開発した触媒は高選択的に鏡像異性体を合成できるだけ無く、極めて高い触媒活性を示すため、触媒の使用量も少なくて済み、低コストな医薬品合成が可能です。これまで複数の医薬品分子の触媒的合成を実施し、企業との共同で医薬品合成の工業プロセスの開発研究も行っています。また、生命コースや農学部の先生との共同で、創薬研究も行っています。





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