Ar銃フィラメントのエージング
準備するもの
エージング手順
- 定電圧電源とイオン銃HVターミナルとの間を下図のように配線する
- 差動排気型イオン銃の場合は、V4バルブを開き差動排気を開始する
- 電流制御にて電流値を0.2Aずつ20分毎に上げて行く
このとき、テストチャンバーの真空度が10-7Pa台の真空度を保つようにする。ガスが放出され、著しく真空度が悪くなる場合には、真空度が良くなるまでそのまま放置する
- 電流値が2.0A(電圧は4〜5Vを示す)になったら20分放置する
- 定電圧電源を取り外し、通常のケーブル配線に戻す
- イオン銃コントロールが、Beam Voltage OFF, 0kV、エミッション電流ゼロ(反時計回りいっぱい)であることを確認し、電源を入れる
- エミッション電流を2.5mAずつ20分毎に25mAまで上げる 真空度に気をつけて10-7Pa台に保つようにする。
- エミッション電流が25mAになったら、一度エミッション電流を0にする
- Beam VoltageをONにして、高電圧を徐々に上げて、4kVまでかけてみて、異常がないか確認する
- Beam Voltageを0kVに戻す
- エミッション電流を再度25mAにする
- 0.5kVずつ10分毎に高電圧を印加し、4kVになるまで、続ける
- 終了
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